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2011年4月12日火曜日

フクシマ50・・・・線量評価

原子力発電所の放射線管理区域で働くためには、自分が受けた放射線を

測定する機器を携行しなければなりません。

線量計が不足して、30人に一台・・・・

なんて報道されていましたが、これは暫定値を測定するポケット線量計(TLD)です。

色々な種類がありますが、最近のデジカメを薄くしたようなものです。

これは、入域するときに警報の設定ができますので

予定の線量の80%くらいで設定します。

100%に設定しちゃうと、現場から離脱するまでに超過しちゃいますのでね。


こんなタイプのもあります。



現在作業している人が、170mSvだったとか言うのはこの機器の数値です。

この測定値を累計していき、月末に集計したりするのですが

ほんとの実効値は、ガラスバッジで計測されています。

デジタル線量計は、自動読み取り機で読み取って記録されるのですが

おそらく電源喪失中には、個人管理システムも当然ダウンしていたでしょう・・

そうなると、自分で手書きで記録をとって報告となるのですが

どさくさに紛れることがよくありますね(^_^;)


しかし、ガラスバッジは嘘をつきません。



判定する千代田テクノルさんが間違えない限り、受けた放射線は

しっかり評価されます。

ガラスバッジの管理は、月ごとに評価されますので

3月分の評価が、通常4月20日頃にでます。


管理区域で作業するベテランさんは、どのフロアのどの配管が

線量が高いなんてことは、当然知っています。

もちろん放射線管理さんからも指導があったり表示があったりします。

グループで作業をしていても、しゃがんでいる人は0.8mSv

立っていた人は0.3mSvなんてことはざらにあるんですよね。。

で、線源に背を向けているのといないとでも随分変わります。


これを踏まえると、1グループに1台の線量計を目安にするのは

随分無謀な突撃であったと言えますね。。。。。



ましてや今回のように、屋外の瓦礫が1シーベルト/時間もあると

もはやどっちを向いて良いのかも判りません。


国は、緊急時の被ばく線量を250mSv/年に増やしましたけど

おそらく足りてはいないでしょうねぇ・・・


通常は20mSv/年で管理され、5年で累積MAX50mSvを上限としています。

現実的には、18mSvを超えるとどこの原子力発電設備にも登録できません。


私の感覚では、250mSv被ばくしちゃうと25年間お仕事が出来なくなる!!


1日5000ドルごときでは、とても勘定があいませんですよね。

フクシマ50の今後、東電さんは最後までしっかり面倒を見てくださいね。




2 件のコメント:

  1. こんばんわ。

    原子力発電所の放射線管理区域。
    もう人による作業は無理かと思います。

    東電も解散か精算だと思いますし。

    日本国民のために という人はいても。。。
    お金のためにいく人はいないでしょうし。。。

    福島の被災地の住民も怒り爆発ですね。

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  2. こんにちわ。

    もう尋常ではなくなりましたからね・・・・
    応援に行った人たち、GB持たずだそうです!

    来週の半ば、GBの評価結果が出たら現場から逃げ出すか
    東電に詰め寄るか、、どちらにしても問題が発覚します。

    この国のことですから、評価する会社に圧力掛けて
    闇に葬るのかもしれません。くわばらくわばら・・

    今日新たに見つかった汚染は、3秒で1mSvに達するそうです。

    これは、汚染じゃなくて燃料本体ですね。

    東電の清算は、避けられませんが道のりは程遠いです。

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