発電所や加速器を持つ施設には、必ず廃棄物処理系があります。
今回の福島では、ラドウエスト建屋が浸水して使い物にならないそうです。
放射線管理区域では、中で使った水を外に出さないように
再使用して使い続けます。
基本的に出てきた廃液を一旦貯蔵して、線量を下げます。
で、その廃液を蒸発缶または蒸発器と言われる密閉容器で
グツグツ炊きます。
熱源は、電気ヒーターであったりボイラーであったりです。
これは電気式のヒータです。
そして、蒸発した蒸気を凝縮して水に戻し
活性炭や樹脂塔などを通してろ過します。
これは活性炭フィルターで中には、黒い活性炭が詰まっています。
あとは、再使用用途に応じてマイクロポアなどの更に細かいフィルターを
使うところもありますね。。飲料水にはなりませんけどね。
蒸発缶に残った濃縮廃液は、レベルに応じて放射性廃棄物として
アスファルトやセメントまたはガラスなどで固化体にされます。
この工程が、結構大変でなかなか処理水量が増えません。。。
今の福島発電所、本来なら熱交換して循環させて冷やせればいいのですが
冷却材再循環ポンプが機能せず、また2次側の熱交換系統が壊れています。
オイルタンカーを、廃液タンクに使おうとしているようですけど
出来れば敷地内にタンク増設した方が、いいように思えます・・・・
一度でも汚染水を入れてしまうと、後の処理が大変ですからね。
海を走るホールドアップタンク(-_-;) 頂けませんねぇ。
六ヶ所村の再処理工場も、アクティブ試験さえしていなければ
大きな町工場と変わらなかったのに・・・・・
国内で放射性廃棄物処理設備を取り扱っているのは、今や日揮さんと三菱重工さん
ぐらいですかね?
やはりここは、世界の三菱がパッケージで作って据えるしかないのではないでしょうか・・・
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